くげぬま探求クラブ「おもちゃの病院」
開院看板
おもちゃの病院の開院は1998年。今年で22年目になります。鵠沼公民館とくげぬま探求クラブの共同開催として活動しています。毎月第2 、第4日曜日の午後1時30分から3時30分までの開院です。
毎回開院と同時に鵠沼地区だけでなく他の地区からも、おもちゃを大事に抱えた子供と親たち、孫から預かったおじいちゃん、おばあちゃん、さらにはご自分が子供の頃使ってそのまま動かなくなったおもちゃを持ってこられる年配の方などさまざまな方々が来院されます。
待ち受けるドクターは機械いじりが大好き、しかも子供達も大好きというクラブのメンバーたちで構成され、年齢も60代から80代という構成ですが、歳に関係なく、楽しみながらの修理に精を出して取り組んでいます。
電池の交換など簡単な修理は、来院された方とその場で一緒に交換もしますが、原因不明で動かない物や脚が折れたぬいぐるみなど時間がかかる物は「入院」としてお預かりし、担当ドクターがじっくりと治療に当たる他、難しい治療にはグループで集中治療を行うこともあります。
文殊の知恵を出しあって
今年は、折からの新型コロナウイルス流行で3月から6月までは休院を余儀なくされましたが、ステイホームの長期化でおもちゃが壊れて遊べなくなっている子どもたちも多かろうということで7月からは十分なコロナ対策を施しつつ新患は全て入院扱いとしながら活動を開始しています。
コロナ対策した受付
子供の笑顔を楽しみに
おかげで入院患者が急増しドクターはてんてこ舞いですが、治ったおもちゃと再会して喜ぶ子供の笑顔のためにと、小さいネジなどが見えにくくなりつつもある中、精力的に治療に取り組んでいます。
記事&写真:鵠沼公民館 おもちゃの病院・池田雄一