子供の頃の原風景復元を目指す「丸山谷戸援農クラブ」

市民子供の頃の原風景復元を目指す「丸山谷戸援農クラブ」

 藤沢三大谷戸の一つで、神奈川県里地里山保全地域に指定されている石川丸山谷戸を訪問し、子供の頃に見た原風景の復元を目指し谷戸全体の環境整備に取り組んでいる「丸山谷戸援農クラブ(MYEC)」の活動を見てきました。一時休耕田が広がってゴミ捨て場化し自生していたホタルが絶滅寸前となった谷戸を、2005年に地権者とともに復元始動したのが丸山谷戸援農クラブです。

谷戸へ向かう坂道
入口にある「谷戸保全のお願いとホタル保護」の看板

綺麗に整備された水田が見えてきました。

6月1日、地元の子供達と一緒に、昔ながらの手作業で行った田植えの稲もすくすく育っています。

今はMYECのメンバーが、稲の間に生える大型の雑草オモダカを手作業で除去しています

ゴミ捨て場化していた谷戸はもうありません。藤沢市の野生のゲンジボタルを鑑賞できるスポットとして認知されるほど、昔の原風景が戻ってきています。蛍の季節にはたくさんの人が訪れるようになり、藤沢市によって見学ベンチが設置されました。

MYECは地権者や石川丸山ホタル保存会と共生しながら活動を続けています。
ロジック的にステップに拘る人がいれば雰囲気を大切にする人、生態系重視の考えを持つ人や収穫重視の考えを持つ人など多種多様な考え方のメンバーが集まっていろいろな議論や苦労を重ねてきた、という話を聞くことが出来ました。とにかく、谷戸という場所を愛している集まりで、子供の頃に帰れる所を守ろうとしている取り組みが感じられました。

詳しいことを知りたい方はこちら ⇒ 丸山谷戸援農クラブ(MYEC)「お問い合わせ」