藤沢市北部(御所見・用田)の文化財探索
藤沢市北部(御所見・用田)にある歴史的にも興味のある史跡を訪ねました。
(撮影:2025年5月1日 naniwakko)
スタートは、 “宮原寒川社” 。
寒川神社、宮原寒川社、用田寒川社を総称して寒川三社と言われ、寒川神社の末社(枝社)の一つと伝えられています。隣接して、宮原寒川社の別当寺として神社の管理をしていた“宮原山不動院観蔵寺”があります


藤沢市を超え、綾瀬市神崎遺跡公園に向かう途中の海老名市本郷ふれあい公園では、すぐ目の前で新幹線の迫力ある走行を見ることができます

神崎遺跡公園は1800年前の移住者のムラ(環濠集落)の国指定史跡です。看板には、「今から1,800年前、前方に見える東海道新幹線に向かって右の方向200Km先(駅名で言うと浜松、豊橋あたり、現在の愛知県から静岡県にかけての地域)に住んでいた人々が、集団でここに移住し、環濠集落戸呼ばれるムラをつくったことが発掘調査により明らかになりました。」と書かれています。


中将姫は奈良時代 右大臣・藤原豊成の娘でその美貌と才能から継母に嫉まれ迫害を受け、逃避行の中で、用田の中条地区に一時身を寄せたという伝承があります

寒川三社の1つ用田寒川社
“用田“は、寒川神社の御用田(神社の領地)であったことに由来しています。


皇子大神(おおじおおかみ)
桓武天皇の第三皇子である葛原親王(かずらわらしんのう)、配祀神として素盞嗚尊(すさのおのみこと)が祀られています。


藤沢市北部にこのような歴史的な史跡があることに驚きながらの散策でした。
今回訪れた場所は、藤沢市文化財ハイキングコース「用田・宮原旧街道コース」に紹介されています。