事例・経験
活動団体/事例・経験
活動団体
事例・経験
事例・経験
 
   前者のニードルレースが一本の針と糸で編むのに対して、ボビンレースは細長いボビン(棒状の糸巻き)を使って繊細で華やかな模様を織り上げるので「糸の宝石」ともよばれます。
  基本は、糸の巻かれた4本のボビンを指先で持って、それらを左右に交差させる動作です。これを型紙のデザインに従って要所要所をピンで固定しながら、順番に糸を左右に交差させ織り上げていきます。使用する糸が細ければ細いほど薄いレースになりますが、その分作業の進みは遅くなります。きわめて繊細なレースを作ろうとすれば、100本以上ものボビンを使うことも。それでも、作業の基本はあくまで4本のボビンです。
bobin11
bobin22
 
 デザインにもよりますが4、5時間、根詰めて織ってもほんの1~2センチ四方しかできませんが、取りかかるといつの間にか無心で織っているようになります。それまでの煩わしかったことや嫌な事、わだかまりなど(そんなに多い訳ではありませんが…笑)いつの間にか霧消しています。もしかしたら座禅の無我にもつながる何かがあるようのかも。逆に、どうしても気が乗らない時は体調が悪い時…という具合です。
そばにいつもいる者からは、しょっちゅう「まだ飽きないの」とか「良く飽きないね」と言われますが、とんでもない!もう10年以上続けていますが、奥深さと共にますます面白さが判りこの趣味に出会えたことを感謝している毎日です。
一つ出来上がると達成感と共に、またもっと繊細で凝ったデザインのものを作りたくなります。すっかりボビンレースに魅せられてしまった私です。(ka)
 
bobin33
bobin44


 
 
【ボビンレースの豆知識】
 歴史は、刺繍など他の手芸の歴史に比べるとさほど古いものではありません。16世紀中頃イタリアで生まれ、その後ヨーロッパ各地に広まったようです。
「レースの世紀」と呼ばれる17世紀に入ると、宮廷貴族社会に支えられレースの需要が急激に増えました。レースは「織物の貴族」と呼ばれ富の象徴ともなり、女性ばかりでなく男性のファッションにもレースがふんだんに使われました。このようにレースの需要が高まるにつれ、各産地でそれぞれ異なる特徴を持ったレースが作られるようになり、ブルージュ(ベルギー)、フランドルスなど地名や地方名のついたレースがあります。真偽のほどは別として、あのマリーアントワネットもレースの妖しい魅力に取り付かれ、フランスのレースでは満足できずベルギーから密輸し、国内のレースを衰退させ、断頭台の原因の一つになったとさえ言われています